2015年8月 1日
猫の適切な社会化について
今回は、猫の【適切な社会化】についてお話ししたいと思います。
もちろん教えていただいたのは「Happy Cat」の坂崎先生です。
坂崎先生のブログにも社会化についての記事がありますので、こちらもご覧ください。
いつも心にはっぴーにゃんこ 「社会化」はおとにゃになっても
それでは、ちょっと難しい話になりそうな感じがしますが、猫との暮らしにとても重要な事ですのでお付き合いいただければと思います!
みなさん社会化とは何かご存じでしょうか?
社会化とは【自分が生きていく社会に適応するためのに適切な行動を学ぶ事】です。
と言う事は...
外猫ちゃん(人間からご飯をもらっていない猫を指します)はあまり人間に近づいてきません。
それは、外猫として適切な社会化ができているので当然の事なのです。
人間(安全ではないもの)に近づくと何をされるか分からない、危ない・近づくなと学習しているからです。
我が家もみんな雑種猫
私がお世話にうかがっている多くは雑種猫ちゃんです。
なので外猫のお母さんから人間・未経験の刺激は危ない・近づくなと教わっています。
当然知らない人(シッターの私も)は怖い・危ない・逃げろ!となってしまいます。
これは、外猫ならば正解ですが、みなさまのお家の子は家猫です。
知らない人間・未経験の刺激=怖い・危ない・逃げろ!ではお留守番の度、もしくは毎日がストレス続きになってしまいます。
そこで、人間と暮らすための適切な社会化がとっても重要になってくるのです。
子供の時じゃないと無理じゃない?と思う方もいると思いますが、学習に終わりがないよに社会化も死ぬまで続きます。
生後何週まで(猫は生後2~7週)とよく言われるのは社会化に一番適した時期と言うだけで、そこで終わりではありません。
遊びもお勉強
みなさまのお家の猫ちゃんの怖いものが1つでも克服できるよう、日々の生活に工夫をしてみてください。
怖い!と思った時に猫ちゃんが絶対に安全だと思える隠れ場所はありますか?
怖くなよ~と言いながら猫ちゃんを引きづりだしてお友達に顔を見せてませんか?
危険を感じたら隠れられる場所を作ってあげてください。
そして、猫ちゃん自ら出てくるまでそっとしてください。
あ、大丈夫なんだ。と少しづつ学習してくれます。
猫ちゃんそれぞれのペースで、ゆっくり小さな刺激から、日々のストレスを少しでも小さくできれば、もっともっと楽しい毎日になること間違いなし!です。